さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

幻想はここに息づく

こんばっぱー。さーもんです。感動は文字にしよう!

 

 

ゲーム日記!

メタファー:リファンタジオクリアしてきました!!!!めっちゃ!!!めっちゃ楽しかったです!!!!最初に書いておくぞネタバレ注意です!!!!

 

ゲームシステムの楽しさ自体は第1回の日記から変わらうず、馴染のあるシステムで楽しくプレイできました。そしてそれ以上に物語の構成!とても……!とてもいい……!

詳しくはまたスクショペタペタしながら時系列に話していくけど、最初に一個だけ。

「幻想とは、無力な作り物か?」という最初にプレイヤーに投げかけられた質問。


フィクションが大好きな自分はもちろん「そうとは限らない」という答えを選びました。ただ、フィクションが大好きゆえにこの質問を「フィクション作品が現実に及ぼす影響」のことしか頭になかったのです。

しかし、終盤になっていくにつれ「頭の中にある理想の世界」がどう現実に影響を及ぼすのか、その理想のために何ができるのか、一歩踏み出すことができるのか、そういった方面の展開になってきて気付かされる思いでした(もちろん最初自分が考えていたフィクションの話もそこには含まれていますが)。

正直、今自分たちが生きる現実世界は理想の世界とは言えないです。なんだろうな、別に自分の身の回りに限れば大きな不満はないし恵まれていると思うのですが、特にSNSなんか見てると社会がきな臭い感じになっているなというのは最近本当によく感じます。その中でこのメタファーはいろんな方面から刺さる物語になっていたと思います。そしてそれこそがフィクションの持つ偉大なる力なのだと思うのです。最高に楽しく、そして心に残るものがある体験でした。ありがとうございます。




さて!ではここからはまたスクショ駄弁りタイムです。前回の続きから。

レナとの戦いを終えて、アルタベリー拠点にミロのたくらみを暴いたり、ヒュルケンベルグ・ハイザメ・ジュナの支援がMAXになったりしながらルイとの王都決戦→ニンゲンに変えられて敗北などをこなしました。

そしてエルダの古仙郷に敗走。ここで唸っちゃった。

この旅の中、ずっと疑問はあったわけです。「競技会を通して各地で活躍しているのは主人公たちだけど、王子を復活させて民衆は支持するのか」という疑問が。加えるならば、ユーザー側の納得感もですよね。

その疑問にしっかりと回答してくれた。「主人公=王子の幻想」というこれまで描かれてきた世界設定や伏線を回収して納得いく形で。


本当に素直にすごい!となりました。シナリオとしての納得感を深めつつ、この物語はまさしく貴種流離譚になったわけです。

いやあプリンスのアーキタイプもカッコよくて好きです。結局エレメンタルマスター使ってた時間方が長かったのは内緒です。

あとこのへんであれ?モアって前国王では……?と感じ始めてました。髪の色とか種族とかで。

王都へ帰還。

前回の記事でも少し触れたのですが、本当にレラ様の最後の言葉以降のギドのことが好きで好きで……。王都の教会に来てくれてうれしかったです。この言葉を独り言だけではなく主人公に話してくれたことも含めて。

最後の期限付きクエストが発令。ここからしばらくひたすらに支援&王の資質あげです。キャゼリナをあげ、バードンをあげアロンゾをあげ……。支援キャラだとキャゼリナが一番好きかもしれないです。いや、アロンゾも捨てがたいが……。

そんでもってパーティでまだ残っていたバジリオとユーファもあげ。結局王の資質がマックスになる順番的にユーファが最後になりましたね。かわいい。

続いて各地の塔で竜退治!普通に強かった……。初見殺しが多かったですね……。全反射とか炎即死とか……。逆に最後の試練は楽でした。

いざ空中の王宮へ。ゾルバがここまで出張ってくるとは思ってなかったです。ナイスグロデザイン……。ここまで触れてなかったですがニンゲンのデザインどれもいいですよね……。

王宮をクリアしたら日程に余裕ができたので各地を色々。闘技場を制覇したりしてました。最初夜もできることに気付かなくて、これ階級戦制覇できないなぁと思ってたんだけど、夜も普通にできることに気付いて間に合わせることができました。あとは特に用はないけど鎧戦車を走らせて「至高のひと匙」を作って料理コンプしたり。

そして決戦前夜。どのゲームでもやっぱりこの決戦前夜の雰囲気というのは大好きですね。バトリン、最初にきたしていたようなとおりのキャラでよかったぜ。大好きだアンタのこと。

かわいい。

 

最終決戦!ストレートに勝って終わりではないとは思っていました。絶対一回負けそうになるフェーズがあってアカデメイア行くと思ってました。これは経験則です。分かってはいたけど、この辺のムービーとかは絶望感かなりありました。

モアの答え合わせ。やっぱりそうだよね。父だよね。父性故の庇護と、そこから抜け出そうとする子という物語の定番もやってくれるとはね。うれしいですよ僕は。いずれ子は親を超えて飛び立っていくものだよな。

モア戦後のアカデメイア。王の魔法のスクロールを調べたときの会話を読んでハッ!と気づきました。「導きを得る」魔法の行使に必要な言葉。異境の言葉。そして最後にプレイヤーがつけた名前が刻まれている巻物。スタッフロールじゃんこれ!!!多くのメタフィクション要素を含む作品だと思いますが、これが一番感動しました。この物語をゲームとして作ろうとした人たちが居なければ、そもそも幻想にすらなれなかった。そして、この物語を遊ぶプレイヤー居なければ、この幻想はただ眠るままだった。それゆえに、スタッフとプレイヤーの名前が王の魔法の行使に必要だった。すごいよ……すごい設定だよ……。

そしてルイとの決着。

幻想を、理想を信じるものと、現実に存在する「力」しか信じることのできなくなったもの。ルイの描く未来もある種彼にとっての理想であることは変わらないのでしょうが、それでも今を生きる人たちの営みをしった主人公たちが、それを崩してしまう急進的な変化を認めるわけにはいかないですから。だから、さよならルイ・グイアベルン。

なお、終盤の戦闘は本当にバジリオのロイヤルベルセルクが強すぎて……。危なげがなかったです。パーティーは主人公・バジリオ・ストロール・ジュナでした。

 

さてエピローグへ。平和になった世界を少しでも自由に歩かせてくれるの本当にありがとうだよ。会話の中で一番うれしかったの、ベルギッタの犬が死んでなかったことかもしれない。

みんなの会話を聞いていると、ちゃんと何もかもうまくまとまりましたになっていないのが真摯な作り方でいいなと思います。王都以外ではまだまだ……ということも聞けましたし、こういう指摘もしてくれてますしね。ミロがするとは思わなかったけど。

そして最後にまたギドの話をするぞ。このエピローグでもやっぱりいいキャラだなぁと。宗教とはいわば最も多くの人が信じている「幻想」でもあるわけです。ギドは腐敗や悪習といった現実に毒されていた幻想から目覚め、しかしてもう一度その幻想の持つ本来の力を信じようと、そして信じることしかできない自分と同じ弱い者を助けようとしている。好きだろこんなやつ。当たり前に。

 

というわけでこの物語はここで終わり。だけど、この幻想はこの胸の裡で生きていく。

本当に楽しいゲームでした。ありがとうATLUS

ではでは今日はこのあたりで!また明日お会いしましょう!!じゃあね!!