さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

I see. You see.

こんばっぱー。さーもんです。指示待ちで生きていたい。


ゲームの感想!
昨日は「ICEY(アイシー)」というゲームをプレイしました。
自分はSteam版をプレイしたけどSwitchやPlayStationスマホでもできるみたいですよ。だいたい1000円くらい。安い。

2周して実績コンプまで遊びましたが、とても楽しかったです!

基本的には機械生命体の世界を舞台にしたシリアスなSFで、ICEYという少女型アンドロイドを操作するスタイリッシュな2D横スクロールアクションゲームです。
このゲーム、非常に親切な設計で、ナビゲーター(CV:下野紘さん)が付きっきりで次何をすべきかを教えてくれ、フィールドにも行くべき方向に矢印があるなど全く迷わない設計になっています。わあ!すごい親切!

……ですが、このゲームの醍醐味はこのとっても親切なナビゲーターの指示に逆らうことにあります。
普段はまさにナビといった感情を出さない抑揚で指示を出すナビゲーターですが、指示に逆らって彼の行ってほしくない方へ歩を進めると、途端に狼狽え、焦り、指示に従わないプレイヤーにキレ散らかしだします。それはもう感情豊かに。
簡単な操作で進める場所を繰り返し落ちることで唖然としたり、何もない部屋で待ち続けるプレイヤーに対して「お前トロコンマニアか!それならこんなしっかりとしたゲーム作るんじゃなかった!」とキレたり、背景とかが準備されてない部屋に入った時は「いやゲーム作りって大変で……」という言い訳を始めたりする。

そう!今作はそういったメタフィクションを楽しむゲームなのです!
この時のナビゲーターのリアクションは非常に見ていて面白くからかいがあり、次も指示に従わないでやろうといういたずら心が湧いてくる仕上がりになっています。何より下野紘さんの怪演が光ること光ること。

こういった指示に従わないルートに行くと、一通りナビゲーターのリアクション芸を見た後、短いテキストが表示されてステージの最初に戻されます。ですがこの短いテキストが本筋……いやある意味おまけ要素のSF的世界観をしっかり説明してくれてるものになっており、寄り道を楽しむことでストーリーが理解できるようになってる仕組みは素直に面白いなあと思いました。そして、全ての寄り道の先にこそトゥルーエンドが待っているのです。
2016年発売のゲームですが、今やってもすごく楽しかったのでおすすめです。みんなやろう。


では今日はこんなところで!またね!