さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

暖かい飲み物のようなひと時を

こんばっぱー。さーもんです。喫茶店行ったことなし!

 

 

今日の内容は昨日クリアしたゲーム「Coffee Talk」を紹介する記事です。

↓steam版商品ページ

↓Switch版商品ページ

 

インドネシアのToge Productionsが制作したノベルゲームです。ネタバレなしでキャラ紹介しつつゲームをお勧めして、最後にちょっとだけ感想書く形式でいきます。

↓タイトル画面

プレイヤーはシアトルにある夜だけオープンするコーヒーショップ「Coffee Talk」のマスター兼バリスタとして来店するお客様のオーダーに答えてドリンクを出しつつ、客同士の会話やドラマを楽しむのが目的のアドベンチャーゲームです。

このシステムに非常によく似たゲームを昨年自分はプレイしています。そう「VA-11 Hall-A」です。以下は自分の紹介記事。

それもそのはずゲームデザイナーのMohammad Fahmi氏はVA-11 Hall-Aを参考にしたゲームとしてあげていて、実際にイベントでVA-11 Hall-Aの作者と対面してフィードバックを得て作られた作品だからです。

システム面ではかなり似ていますがさまざまな部分で違いはしっかりあります。たとえば世界観。VA-11 Hall-Aはサイバーパンクなので登場人物は普通の人間に加えて機械化した人だったりアンドロイドだったりです。Coffee Talkはもっとファンタジーな地球なのでエルフやオーク、サキュバス人狼が出てきます。

キャラクターの会話の内容もまあ言ってしまえばVA-11 Hall-Aの方が低俗でCoffee Talkの方が高尚。言葉として低い高いを使ってますがどちらが上とかではないですよ念のため。どちらも現実を生きる我々にとっても身近に感じられる問題だったり悩みだったりを扱ってるのは間違い無いです。

プレイヤーキャラクターとしてもVA-11 Hall-Aのジルが喋るタイプの主人公だとしたらCoffee Talkバリスタ(デフォルトネーム)は喋らないタイプの主人公です。2人ともちゃんと喋るんだけどこの説明でプレイヤーキャラクターとして種類が異なることが伝わるといあな。

あと下ネタの度合いはCoffee Talkの方が圧倒的に低いですね……。VA-11 Hall-Aが酷いとも言う。

個人的にはどっちも大好きな作品になりましたがより一般受けするのはCoffee Talkだとは思います。

 

さて、お次はキャラ紹介。少ないですがキャラのパーソナリティを紹介する以上ネタバレが含まれるのでまっさらな状態でプレイしたい人は上のURLから購入して早速プレイしよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫?始めるよ。

 

 

初めてプレイヤーが接客するお客様となるフレイヤ。人間です。記者として働きながら自分の小説を出版することを夢見ています。

人間で警察官のジョルジ。3人の娘のパパです。父としてあるいは治安を守る警察官として他のお客の悩みに答える立ち位置です。

サキュバスのルア

そしてエルフのベイリース

2人は数年来のカップルですが、お互いの種族の違いによる家族の不理解に起因して不和を抱えている様子です。

 

人狼のガロ

そして吸血鬼のハイド

2人は古くからの友人です。ガロは人狼という種族が抱える満月の夜の変身に関わる悩みと過去についていた職業のトラウマを抱えています。ハイドはジョルジと同じく悩みを聞く(というか耳に痛い正論で糾弾してくれる)役です。

 

ネコミミ(種族名)のレイチェルと

その父、同じくネコミミのヘンドリー

アイドル業界で働くレイチェルと、かつて業界で働いていたからこそ娘を過剰に見えるほど心配して干渉してしまうヘンドリーという関係性です。

大手ゲーム会社でプログラマーを務めるオークのマートルと

大学で研究をしながら夜はインディーズゲームの開発をしている人魚のアクア

休暇もなく燃え尽き症候群になりかけているマートルとゲームを作りながらも世に出すことを恥ずかしがっているアクアの二人の交流が果たして二人にとってプラスの結果を生み出すのか否か。

 

宇宙人のニール。地球人との交配を目的に来訪しましたが、地球人のコミュニケーションに難しさに悩んでいる様子です。



以上がお客様として登場するキャラクター達です。

読んでいただければわかるかと思いますが、多くのキャラクターは他人との関係性、あるいは自分自身について悩みを抱えています。「夢を追いかけること」「恋人の家族の不理解」「種族の違いによる問題」「自分の体質」「過去のトラウマ」「自立したい子供と心配してしまう親」「ワーカーホリック」「世に作品を出す精神的障壁」「他人とのコミュニケーション」……。

マートルとアクアについてはゲーム会社だからゲームがテーマになっていると思いますが、すべて世界中にありふれた悩みです。現実世界になる悩みあるいは偏見や差別、そういったものをファンタジーな地球のファンタジーなキャラクターたちに等身大な悩みとして描くことで、戯画化してドラマにしているのがこのゲームの最大の魅力だと僕は思います。

 

ゲーム中バリスタはホットドリンクしか提供しないというこだわりを持っています。そんな暖かい飲み物と同じくこのゲームはあなたの心を落ち着かせてくれるひと時を提供してくれるはずです。ぜひプレイしてみてください!

 

 

自分はこのゲームを2月に購入して積んでおいたのですが、残念ながら今年の3月に本作ゲームデザイナーのMohammad Fahmi氏が急逝してしまいました。ご冥福をお祈りいたします。しかし、本作の続編が来年の発売を予定されています。それを今は楽しみににしています。

store.steampowered.com

 

 

さて、ここ数年のゲーム体験を通して自分の好みを2つ再発見できた気がしています。「我々の住む地球とは少し違う世界観の中で繰り広げられる日常ADV」と「ドット絵(風)のデザイン」です。そんな感じで次やりたいなぁともくろんでいるのは「アンリアルライフ」ってゲームです。

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すでに購入しているゲームが落ちついたら買ってプレイしますね。

あと同様の感じでまだ発売未定ですが気になっているのが「Tokyo Stories」ってゲーム。かなり雰囲気良さそうなのでリリースが楽しみです。

tokyo-stories.info

 

 

やっぱりゲームはその世界に浸れることが自分にとって重要だなぁと感じるわけでした。ではこんなところで!以下ネタバレ感想をすこーしだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてCoffee Talk非常にいいゲームでした。実績は全部獲得したよ。

メインの感想については上に書いた通り!

で、もし既プレイの人いたらわかるかと思いますがスクショの人物紹介って全部二週目で撮ったものです。1週目なら初めてのキャラは自己紹介出るまで名前がハテナのままですもんね。マートルとか結構名前判明遅いし。

こういうゲームプレイヤーだからできる二週目とかセーブロードのメタ的なシステムをふんわりとしたフレーバーとしてバリスタに纏わせる手法がとてもよかったなぁと思った次第です。最後のバリスタのセリフ含めプレイヤーがCoffee Talkの世界の中に存在していることを感じさせてくれるのが最後まで優しい作品だったなぁと。

では正真正銘ここで終わりです。また会いましょう!