さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

おじいちゃんと一緒

こんばっぱー。さーもんです。中学生の頃レンタルマギカ読んでた。太極・両儀四象八卦はここで知りましたね。


FGOの話!
新イベの話!
何度か開催されてきた聖杯戦線が三田誠先生のシナリオ付きで来た今回のイベント。楽しかったです。シナリオ付きというか三田先生のシナリオに戦線がついているというか。
確かきのこが各fate関連作品の世界権を説明するときに、三田先生が書かれてるロード・エルメロイⅡ世の世界はstay nightと地続きだけど三田誠スタイルによって魔術感が増してるみたいな説明をしてたと思うのですが、それを思い出させるくらい魔術のことが普段よりマシマシで描かれていて、FGOのシナリオとして見るより、Fateというコンテンツ、ひいては型月の世界観をより深掘りするような、オタクとしてはワクワクが止まらん感じですげえ面白かったです。

そしてそういう世界観的なラインに加えて、登場する鯖達の描き方もご馳走でした。とりあえず言いたいのは封神演義鯖を絡ませてくれてありがとうございます……ですよね。飛虎と哪吒に好き放題言われる望くん最高。
何やら去年からハロウィンの時期は封神演義のファンサがありますね。来年あたり今度は殷側から誰か出しませんか?

テセウスとアステリオスのお話も好きです。てかテセウスは宝具名好きです。宝具名に接続詞入ってるの好きなんですよね。螺湮城は存在せず、故に世の狂気に果ては無し(グランド・イリュージョン)とか大好き。
あとこのかつてのアステリオスとの戦いの話はダークソウルか?って思っちゃった。流石に何万回も攻撃がないといけないのはないけど。

杉谷さんはまた新しい女体化パターン出してきたな(果心居士GJ)というのと、戦に行きた坊主という感じの血生臭さと達観を兼ね備えたいい造形だと思いました。最後までしっかり活躍の場があったのも良かったなって……。ぐだぐだ時空じゃない本来の信長の話も妄想力を掻き立てられてめちゃくちゃ好き。「どこにでもいそうな普通の男が天下布武を志す悍ましさ」好き……。

敵側として出てきたティフォン・エフェメロス。聞いたところによるとティフォン自体はⅡ世の方で出るらしいですね?事件簿の5巻か6巻くらいで止まってるからどこかで読みたいですね。三田先生がTwitterで冒険の方の7巻の原稿云々みたいな話しててあれもうこんなに出てるの!?ってなっちゃった。
さてエフェメロスの方は終わり方が美しい……。犠牲なるために生まれた彼女がようやく抱いた「生きたい」という願い。それ自体は尊ぶべき感情。しかしそれが他者を傷つけてでもという前提にある以上、他者の「生きたい」に潰されることになる。
ロストベルトでのぐだの旅路を見つめ直させるような在り方。その願いを潰したことを後悔することもあるだろうし、自分の願いがなかってしまったことを悔やむ時もあるかも知れないけどそれこそが「生きる」ということなんですよね。美しいよ本当に……。

そして最後にプトレマイオス。生放送やその情報を見ずに更新きたから〜ってログインしたら召喚画面にいいおじいちゃんがいて何はともあれお迎えしてしまいました。そして召喚したら若い姿でびっくりした。

彼に関してはトラオムの時のマイケルの繰り返しになってしまうのですが、終盤、若い方が言った「たとえおまえが、歳経て賢者となった吾であろうと、今の吾に流れている熱は否定させない」このセリフで好きなのが決まりましたね。たとえ未来から見た自分自身でも今の自分の感情は今の自分だけのものっていうのは俺の中でかなり大事な哲学になっています。なのでここの琴線に触れられると親指立てて大の字になることしかできなくなりますね。

今まで聖杯戦線はそもそもやらなかったりバトルが必要ない攻略ルートを調べてやったり省エネで触れてきたコンテンツだったのですが、今回はストーリーが面白いおかげで面倒に思うことなく毎日進めていけました。物語の力ですねこれも。


それじゃあ今日はこのあたりで。また明日〜。