さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

バベる

こんばっぱー。さーもんです。表にほとんど出てこなくとも、綿密で壮大な世界設定を持った作品が好きだよ。別に表に出てこなくてもいいんだ。


アークナイツの話!
現在開催中のイベント「バベル」のストーリーを読みました。読みました……読んだんです……。
関わりの深いストーリーとして、自分が読んでなかった「VIGILO」と「ニヤニヤ谷へ」を読み、ゆっくりと……日に少しずつ……読んだんです……。
読んだんですよ……アークナイツというこの物語、その主役でありプレイヤーであるドクターの過去の物語を……。面白えなあ……アークナイツはよ……。すげえよ……。

いや本当に面白かった。4年以上続いてきたアークナイツの始まりに位置する物語。これまで詳細に語られず、のらりくらりと情報を出さずにいた部分を一気に出してくれました……。まあそれでも本当に全てがわかったわけじゃないのは良いところだと思います。全部わかっちゃうのは終わりの時だからね。
今回のストーリーで得た情報を元に来週とかかな?にくるメイン14章を迎えられるの楽しみで仕方ないですね。

個人的にまあ1番驚いたのはバベル時代のドクターの性格ですね。
これまで語られてきたイメージだと、命を数で見て、大事の前に小事を切り捨てることのできる戦術機械……という感じだったのですが、全然そんなことはなかったよ……。
人を愛し、命を慈しむことのできる善人で、それ故に旧人類と今のテラの命との板挟みにあって壊れていって……。すごく辛い。すごく辛いけど、これまでアーミヤやエリオぺの信頼感への説得力を増しながら、バベル時代にドクターが晒されてしまった葛藤が如実に描かれていてとても面白かったです……。

あと、物語中で全く選択肢がなかったのが印象深いです。つまり、バベル時代のドクターはプレイヤーではなく、テレジアによって記憶が消されて、アークナイツというゲームとしての始まりの物語(メイン0章)で目覚めた時からがプレイヤーなんだなっていう。
その目覚めの話で行くと、事故にあったアーミヤを助け出すシーンのスチルが、ドクター自身の石棺からの目覚めと同じ構図で描かれていたのがうわあああ会ってなっちゃいました。

ドクター自身の眠りにつく前の過去や行動にはまだ謎も多くて、プリースティス・PRTSの暗躍もあるのかな?みたいな雰囲気なのでその辺りもいつか描かれるといいなあ。
個人的にはプリースティスの暗躍部分はあくまで刷り込み程度(洗脳レベルじゃない)であって、どうしようもなく葛藤した末にテレジア殺害を決意するドクターがいて欲しいなと思うのです。そして決意して実行までしたのにテレジアの元に駆けつけてしまう、己が善性故に矛盾を起こしてしまうドクターでいて欲しいなと思うのです……。

昨年の秋イベントだった「孤星」と並んで、アークナイツの世界観をぐんと広げるめちゃ面白エピソードでした。「孤星」がテラの可能性や未来を広げてくれた話なら、「バベル」はすでに起こってしまった過去をガツンと掘り下げてくれる、ある種真逆のお話でもあったのですが。

ちょっとやっぱアークナイツとかいう物語面白すぎるな。みなさんプレイした方がいいですよ本当に。マジで。マジで。というかお願いするので一緒に遊んでみませんか?


ではでは今日はこの辺りで。また明日お会いしましょう。じゃあね。