さーもんのゲーム与太話

ゲームの話と与太話

2年連続でRETURNってつくゲーム遊んでる

こんばっぱー。さーもんです。ダンガンロンパの推しは前半で死ぬ。3だけは生き残った。


今日はシロナガス島への帰還クリア日記です。
最初にネタバレなしでおすすめして後からネタバレありで感想書くつもりですが、自分基準でのネタバレなしなので情報入れたくないぜ!って人は今すぐ買うと良いと思う。500円だ。


ジャンルはアドベンチャー。ミステリーでサスペンスなストーリーでクリック式の古き良きって言葉が似合う形式です。
プレイヤーは裏社会とも関わりがあったりなかったりする私立探偵・池田戦として、完全記憶能力を持つけど超絶コミュ障隠キャ風呂入らない服洗わない臭い少女・出雲崎ねね子を助手にしてシロナガス島へ赴くことになる……。
絶海の孤島、怪しい招待客に屋敷の主人と使用人、忌まわしき島の秘密……とこれで殺人事件起こんなきゃ嘘だよな!!という素晴らしいシチュエーションで繰り広げられるミステリ。
基本を抑えつつ独自色もしっかりあるテイストで、懐かしいけど新鮮なプレイ体験ができます。ストーリーもミステリにいろんな要素が加えられた感じで、インディーズだからこその魅力も詰まってますね。キャラデザとかみていただければよくわかるとおもうのですが。王道ではなく、すごくうまいわけじゃないけど癖(ヘキ)が詰まった素晴らしいデザイン。これがストーリーや文脈にも詰まってると考えていただければ。

後とにかく安いワンコイン。内容もボリュームもCG量とかも500円でいいんですか??ってレベルです。とりあえず買って損はない!フルボイスのSwitch版およびPC版の発表もされてるのですがまだ発売日未定なのでとりあえず今買っていいと思うよ。


Steamの購入ページも置いとくから買っていってね!

オススメするコーナーはここまで。












ここから感想のコーナー。

いやあ面白かったですシロナガス島への帰還。ミステリを基調にサスペンスありホラーありパニックホラーありSFあり……。プレイしたことない人間のイメージなのであれなのですが、かまいたちの夜とか弟切草とかって選択肢によって完全に前提となる世界観からガラッと変わるような仕組みじゃないですか、そういう世界観の違うルートを「えいや!」と一つにまとめたみたいなストーリーでした。常に混ざったカオスというよりは今はこやジャンルのターンですよ〜みたいな進行の仕方。

キャラクターたちも生き生きと描かれてて、悪い奴には因果応報が待ってるし、良いキャラには満足した死もありと好感の持てる描き方。リールが死んだのが本当に悲しいよボカァ。池田とねね子のバディものでもあるけど、アキラとジゼルの話でもあり、池田とリールの話でもあり、ジゼルとアウロラ、アレックスとアウロラの話でもある。短い中でキャラ同士の結びつきを描いて複数の関係性を描き切った手腕がすごいなあと。池田とねね子の話もっと読みてえよなあ。知り合った話も2人で解決した他の話も色々読みたい。
タイトルはジゼル目線での帰還ってのがメインでありつつ、池田とねね子それぞれが脳内世界のシロナガス島から現実のシロナガス島への帰還ってのも含まれててこの3人が主役格になるのかなと。

ウィザードの推察や犯人Xの推察といったしっかり答えを導出できる新本格的なミステリもありつつ、複数明確に答えの出ない謎が残されてるのも考察ポイントとして良いですね。池田を狙撃してきた犯人とか蛇入れの犯人とか推理ハズレルートの犯人とか。前二つが屋敷の人間、後がジゼルだと思ってるけどどうなんだろうね。何個か考察感想読んでみたけどみんな結構違っててほほうとなります。

余話については書きたいもの書いたんだろうなあという感想。描きたいものでもある(ねね子の腋)。余韻ぶち壊しだわ!って感想もあるにはある。
遭難したと思ったら普通に街があってこれを機にクソカキどもにありがたみをわからせてやるって池田の行動はめちゃめちゃ面白いけど、怖い話が本当に怖くて涙目。本編より怖いよ……霊的なアレだし……。でもアレックスの鏡の話はよくできてんなあって。お陰でトイレ行くのもシャワー浴びるのも怖い……。

感想はこんなところかな。安い・程よい長さ・面白いの三拍子揃った良いゲームだった。次は龍が如く7やってくぞ〜!